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5年前に読んだ本
痴呆を生きるということ

写真は、私がアルツハイマー病の母を介護していた時(2001年〜2006年)に読んだ、認知症に関する本の中の1冊です。
精神科医の小澤 勳先生著「痴呆を生きるということ」です。(2003年7月発行)

この本に出会ったのは、認知症(当時は痴呆と言われていた)の母を在宅介護する中で、様々な周辺症状に驚き、そして悩み、図書館でケアに関する本を探し出したり、購入したりで暗中模索の日々を送っていた2003年10月のことでした。
それまで読んでいた本は、どれをとっても基本的な認知症の人に対するケアについてだけの内容でしたが、私を納得させるものではありませんでした。

痴呆という病を医学的に説明され、周辺症状の成り立ち、痴呆ケアの基本視点、また痴呆老人の精神病理などを解りやすく説明されており、とても参考になりました。
特に痴呆ケアの基本視点として先生が心がけてこられた2点を読んだときは、「私が知りたかったのは、これだ!」と思ったのです。

それは、『まず、病を病として正確に見定めることである。そのためには、痴呆という障害のありようを明らかにし、暮らしの中で彼らが抱えている不自由を知らねばならない。そして、できないことは要求せず、できるはずのことを奪わない、という関わりが必要になる。これは客観的、医学的、ケア学的に理にかなったケアを届けるという課題である。
しかし、痴呆ケアは、これだけでは足りない。痴呆を生きる一人ひとりのこころに寄り添うような、また一人ひとりの人生が透けて見えるような関わりが求められる。
そのために、現在の暮らしぶりを知り、彼らが生きてきた軌跡を折にふれて語っていただけるようなかかわりをつくりたいと考えてきた。
この二つの視点を統合することが、痴呆ケアの基本である。前者の視点に片寄ると心の無いケアになる。後者の視点に片寄ると、思い込みだけのケアに陥り、時には身体の重大な変化を見落とすようなミスを犯す。』・・・本書より抜粋

第1章 痴呆を病む、痴呆を生きる
第2章 痴呆を生きる姿
第3章 痴呆を生きるこころのありか
第4章 痴呆を生きる不自由
第5章 痴呆のケア
終 章 生命の海

終章 生命の海の中では、先生ご自身が「私は今、肺癌を病んでいる・・・」と書かれていました。
その後の先生のご活躍をTVで拝見したときもありましたが、一昨日の朝刊に訃報が掲載されていました。 
母の3回忌を前にした今日、改めて先生に感謝です! 
先生のご冥福をお祈り申し上げます。
| yukie | 17:05 | comments(0) | trackbacks(1) |

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アルツハイマーに関する基本的な情報です。
アルツハイマー 症状 | at: 2008/11/26 3:55 PM

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